1800年代末期に作られたガラスの小さなバスケットです。
パート・ド・ヴェール技法を用いて表現されたこの小さなバスケットはロケットの仕様になっております。
蓋部分の一番長いところでも約17mmしかありませんが、よく見ると底から側面にかけて籐バスケットの編目を美しく再現。
開閉部の枠、持手に18金を用いパート・ド・ヴェールで表現された美しいフォルムをそのままに繊細なエングレイビングがほどこされております。
陽光が差すと深みのある色合いはさらに美しく輝きます。
バスケットの蓋はレンズ状のガラスがはめられ、実際に開閉できるようになっております。
いったいどんな大切なものをしまっていたのでしょう。
フランス
19世紀後期
18*15*10mm
パート・ド・ヴェール
18K
チェーン 9K 約60㎝